茶の子のこだわり
Feauture
当店はちいさな和菓子屋です。
そのため大量生産はせずに一つ一つ手作業でお作りしています。
日々、手の感覚を頼りに、季節で変わる菓子の塩梅を調整しています。
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- 素材について
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- 小豆
- 北海道産小豆、大納言小豆、北海道産白小豆等を使用。
天候などで毎年変わる小豆の質を見極め、その時々で一番良いものを使って餡を炊き上げています。
- 砂糖
- 作る和菓子によって砂糖を数種類使い分けています。
特に餡を炊くときには「鬼双糖(おにざらとう)」という高級砂糖を使用し、
小豆の旨味を引き出し、甘さの切れはすっきりとさせています。
- 米
- お団子に使用するのは特別栽培米のコシヒカリ。
お米マイスターがおすすめするおいしいお米を使って、もちもちのお団子を作っています。
(有限会社 田中泰商店さまより直接仕入れ)。
お餅に使用するのは、宮城県産こがねもちと、富山県産新大正もち。
お赤飯・のしもちなど、品物に合わせて使い分け、それぞれのもち米の良さを引き出します。
- 季節の素材
- 季節の旬の素材を使い、その時期だけの菓子を作っています。
栗や柿、かぼちゃや柚子、旬の果実など。その時期ならではの味も、大切にしています。
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意匠について
- 意匠について
- 和菓子のデザインは、それを見るだけでその背景にあるストーリーや、見せたい景色が浮かぶものですので、とても重要です。
こと上生菓子に関しては、花鳥風月を意識し、和歌や俳句なども参考にしながら、季節の移ろいを当店らしい表現でお伝えしています。
また、当店の菓子は少し小ぶりに作っております。
先代の「いろいろな種類を召し上がっていただきたい」という想いを受け継ぎ、 お客様が楽しんでお選びいただけるよう、少し小ぶりで食べやすくお作りしております。
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保存料について
- 保存料について
- 保存料は、基本的に使用しておりません。
そのため、当店の菓子はお日保ちの短いものがほとんどです。
おいしいうちに召し上がっていただきたい、
そんな気持ちで菓子を作っております。
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- 茶の子の1日
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- 5:00 米を蒸かす
和菓子屋の1日のはじまりです。
前日に漬けておいたお米をあけ、せいろで蒸かし始めます。同時に、小豆も炊き始めます。
- 6:00 生地・タレを仕込む お団子のタレや、どら焼きの生地などを仕込みます。
- 7:00 団子・大福作り 蒸かし上がった米を搗き、お団子や大福へと仕上げていきます。この頃、お赤飯も出来上がります。
- 8:00 開店準備 開店準備と同時に煉り切りなどを仕込みます。
- 9:00 開店
どら焼き、饅頭などを作ります。作るものは日によってさまざまです。
その後、それぞれ包装をします。
- 12:00 休憩 15分ほど昼休憩をしたら、午後の作業の始まりです。
- 13:00 上菓子作り
上生菓子を作ります。色染め・種切り・包餡・細工など。
その他にも小豆の蜜漬けなどを行います。
- 17:00 翌日の準備
そろそろ閉店の時間です。
翌日に向けて、計量・お米漬けなどの準備と仕込みをします。
- 18:00 閉店
閉店後は片付けや明日の準備をします。
長かった和菓子屋の1日もようやく終わりです。
- 5:00 米を蒸かす
和菓子屋の1日のはじまりです。